つらつらクソデッキ vol.4 〜ボルの3分デッキメイキング〜
邂逅
十王編が終わろうとしている今、クソデッキビルダーとしては次なるシーズンとなる「王来編」に期待が膨らむところだが今回は敢えて十王編に目を向けて見る。
革命ファイナルを彷彿とさせる2色で作られた10個の陣営が特徴的なこのシリーズ。目玉はやはりキングマスターカードだろう。
中でも私のお気に入りは《大樹王 ギガンディダノス》と 《爆龍皇 ダイナボルト》の2体。クッソ大味なフィニッシャーのギガンディダノス、コンボも組み込めるエースのダイナボルト、どちらもロマンを感じさせる1枚だ。
今回はギガンディダノスに焦点を当てて行こうと思う。
同調開始
デッキを組むにあたり恒例のテキスト確認といこう。
《大樹王 ギガンディダノス》
クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン/不死樹王国 50000
ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札をすべてマナゾーンに置く。
自分は、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーに攻撃されない。
<フシギバース>[闇/自然(14)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(14)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より小さくならない)
ワールドブレイカー、全ハンデス、攻撃阻外、そしてフシギバースによる擬似耐性、惚れ惚れするようなフィニッシャー適正に溢れている。バカでかいコストもフシギバースを使えば軽減はすることができ非の打ち所がない。
ただ、そのフシギバースのコストも14と並ではない。2、3コストのクリーチャーなんかをコストにしては焼け石に水、どうせならバカでかいクリーチャーをコストにしたい。
バカでかいコストを軽減するためにバカでかいクリーチャーを出さなければいけない、堂々巡りのような課題の突破口はデュエルマスターズの基本にあった。
クソデカシールドトリガーで踏み倒してしまえばいい
簡単なことである、こちらが序盤に墓地を肥やしてる間に相手に勝手にコストを用意してもらえればいいのだ。最新パックにはおあつらえ向きに
《じゅくしてないゾンビバナナ》なんてカードも収録されているではないか。朝食は食パンにバナナと決めている私に取ってこれほど魅力的なカードもない。
作成当時はマジでこれだけのことしか考えずにデッキを作るに至ったためリストを組み上げるのに3分もかからなかった。ループデッキなんて関係ねぇ!!
クソデッキ、爆誕
そうして出来上がったのがこちらである。
『カウンターギガンディダノス』
メイン
- 《フェアリー・ライフ》×4
- 《悪魔妖精 ベラドンナ》×4
- 《ライマー・ドルイド》×4
- 《カラフル・ダンス》×4
- 《「光魔の鎧」》×4
- 《撃髄医 スパイナー》×4
- 《深海の伝道師 アトランティス》×4
- 《大樹王 ギガンディダノス》×4
GR
- 《クリスマⅢ》×2
- 《サザンA》×2
- 《カット 丙-二式 》×2
- 《防羅の意志 ベンリーニ 》×2
- 《マジン 丁-二式》×2
- 《全能ゼンノー》×2
デッキ外
- 《滅亡の起源 零無/零龍》
簡単解説
このデッキの特徴は地味に4×10構築に近くなっている上に2コストブースト、4コストの動きが共に8枚投入であるために安定した動きができる点にある。
2→4でマナを増やしながら墓地にダノスを溜め込み相手の動きに合わせてトリガー!→フシギバース!!するだけで勝てるまさにフシギデッキ。
ハンデス(ハンドレス)、蘇生、墓地8までは容易にこなせるためにお馴染みの零龍を投入。投げられるだけで憤死する《単騎連射マグナム》にも怯えずに済むようになった。先述したバナナの追加で破壊の儀も満たしやすくなったのは追い風である。
㊙︎テクとして光魔の鎧とアトランティスが同時にトリガーした場合、アトランティス→光魔と効果を解決することでバウンスしたトリガークリーチャーをそのまま仕込むことができるのは覚えておきたい。何ならそのまま光魔をもう一度貼ることもできてしまう。
GRクリーチャーは1度しか召喚できない都合上比較的満たしにくい破壊の儀に貢献できるカードを多めに採用している。特にベンリーニはトリガーを仕込むこともできて一石二鳥だ。
いかがだっただろうか?
実はこのデッキは十王編スタートとほぼ同時に組んで遊んでいるデッキなのだがバーンメアなんかには死ぬほど有利がつくデッキになっている。
まあ当然その反動でコントロールやループ相手は地蔵と化すうんちっちなんですけどね。
ではまた次回。