その山は無限のクソで出来ていた

クソデッキビルダーの屍の山

つらつらクソデッキvol.14〜新世界秩序(陰謀論ではない)〜

クソデッキ、邂逅

2/19発売のパラレルマスターズはもう手に取られたことだろうか?

 

今回のexパックは過去や未来、果ては並行世界からのカードまで目白押しなだけはあり、一筋縄ではいかない新規カードばかりだ。

 

取り敢えずは"デッキ"を名乗れる物を出したい私が目をつけたのはこのカード

 

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《新世界秩序》である。

Twitterで検索をかけると怪しいツイートしか引っかからないことでお馴染みのこのカードだが、Volzeos-Balamordを愛用してる身としては無視できない。

早速デッキを作っていこう。

 

クソデッキ、同調開始

特徴としては

・2枚一組のカード

・volzeosになかった組み合わせの3色2種セル

・相手のメタクリをどかしてから踏み倒す

・クソバカ重たいのに踏み倒せない

ということが挙げられる。

 

順に見ていくと

1つ目はデメリットだがVolzeos同様、マナにガンガン埋めていけば気にならない。

 

2つ目は水闇自然という腐るところのないセルの時点で使いやすそうだ。

 

3つ目は明確に《轟破天九十九語》他の差別点で《とこしえの超人》のような置換して出させないメタクリーチャーを先にどかすことが出来る。充分デッキを組む理由になる要素だ。

 

最後の4つ目は致命的な弱点で、このカードを使うとなるとバカ正直にマナを溜める正攻法が推奨されてしまう。

ただ、裏を返せばマナと墓地から山ほどドラゴンを踏み倒せるこのカードならマナを溜めるだけで勝てるデッキが作れるということではないだろうか?

幸い、時は令和。《天災デドダム》を始め《地龍神の魔陣》などインフラには困らない。

 

とにかくマナを溜めるなんていうバカでもできる行為をするだけで勝てるなら構築も苦労しないだろう。

というわけで出来上がったのがこちらだ。

 

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…勝てない。

 

まずビートダウンに勝てない。本当に何も考えていないリストすぎて防御が疎かになっている。申し訳程度の《S・S・S》や重圧を背負わされた《怒流牙 サイゾウミスト》に涙を禁じ得ない。

 

次に《フェアリー・ミラクル》が決まらない。

大多色時代と化した王来篇を生きていると忘れがちだが、デッキというのはテキトーに3色カードを詰めていけば5色がいいバランスで入るわけではない。光、火文明が8枚は現代基準としてはいささか頼りない。

 

 

1つ目の問題点は素直に防御カードで解決を試みる。

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Volzeosデッキと比べてデッキ内のセルの枚数がそもそも減っている点や、墓地にカード(主にドラゴン)を置くことに裏目が少ない点から《ドンドン火噴くナウ》は通常のビッグマナ同様採用に値する。

 

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また、《イグゾースト・Ⅱ・フォー》は盤面のクリーチャーを停止させながら序盤に使ったマナブースト呪文を再利用できる点がグッド。

こういったデッキではあらゆる行動にマナブーストを絡めたいのでうってつけだ。

 

2つ目の問題はそもそもミラクルを捨てる」ことにした。

マナカーブ的に6マナに到達することの恩恵は「オリジナルフィナーレを撃つタイミングでタップインを許容する」くらいであり(結構デカい気はする)、思い切って別のブーストにすることに。

白羽の矢が立ったのは

 

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元殿堂カード、在りし日のビマナのお供、《セブンス・タワー》だ。

初動として使えば無論身体のないブロンズアームなわけでまあ弱々しいが《獅子王の遺跡》や《終末王秘伝 オリジナル・フィナーレ》といった2発目のブーストとの相性はすこぶる良い。

前述のイグゾーストを採用したおかげで3マナで撃つ"もったいなさ"が軽減されているのも良さそうだ。

 

クソデッキ、爆誕

というわけで改めて完成したデッキがこちらだ。

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メインデッキ

  • 《地龍神の魔陣》×2
  • 《天災デドダム》×4
  • 《セブンス・タワー》×4
  • 《イグゾースト・Ⅱ・フォー》×2
  • 獅子王の遺跡》×4
  • 《終末王秘伝 オリジナル・フィナーレ》×4
  • 《ドンドン火噴くナウ》×4
  • 《怒流牙 サイゾウミスト》×2
  • 《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》×2
  • 《ニコル・ボーラス》×3
  • 《地封龍 ギャイア》×2
  • 神龍連結 バラデスメタル》×1
  • 《新世界王の創造》×3
  • 《新世界王の破壊》×3

 

触れてない採用カードについて簡単に解説していこうと思う。

ラフルルラブ

獅子王の関係で多色調整のためクリスドと交換。新世界秩序は性質上ツインパクトドラゴンと相性が良く、ドロー+ブーストをしながらフィニッシュの準備に繋がって好感触。

最悪ハンドに残っていてもニコルからチェンジ出来るのがちょっとだけ嬉しい。

 

ニコル

近所で700円まで下がってたので流石に使いたいなーとなり採用。

色基盤として優秀、道中一旦こいつをぶん投げてハンデスしてから安全にブースト再開といった普通の5cみたいな役割でも強くていい感じ。

ドラゴンブロッカーが残った場合、どかしながらトドメをさせるのも○。

 

ギャイア

蓋。トリガークリーチャーケア。見ての通り。

 

バラデスメタル

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通常、デュエリストというのはSAのバラデスメタルにぶん殴られるとフューチャーハンドを用いるまでもなく破壊される。

プロトタイプにいたVANは詰めで使うには過剰(ギャイアで止まらない防御クリーチャーがいない)上に無色なため、色の強いこいつを採用した。

フェアリーミラクルが抜けたので色に関しては割とどうでも良くなってしまったが、相手の盤面にグレイトフルベンのような耐性持ちドラゴンブロッカーがいた場合詰めやすくて楽なので重宝している。

 

 

いかがだっただろうか?

セルの枚数などの細かい部分はまだまだ調整の余地があるがひとまずの完成はこんな形である。

13マナという数値はやはり重く、流石はパラレルマスターズ産といった難儀さを抱えているこのカード。是非とも一度デッキを組んで欲しい。

 

 

つらつらガチデッキ Vol.2 〜Volzeos-Balamord〜

はじめに

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今回は12/19に行われた第67回NextPro大須店デュエマCS(オリジナル)で私が使用した【Volzeos-Balamord】について語っていく。

 

前半に構築について、後半に成り立ちについて語っていこうと思う。

 

デッキレシピ

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メイン

  • 《フェアリー・Re:ライフ》×4
  • 《地龍神の魔陣》×4
  • 《天災 デドダム》×4
  • 獅子王の遺跡》×4
  • 《奇天烈シャッフ》×4
  • 《禁時王秘伝エンドオブランド》×4
  • 《霊宝 ヒャクメ-4》×4
  • 《新世界王の権威》×4
  • 《新世界王の思想》×4
  • 《新世界王の闘気》×4

 

簡易解説

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キングセル3種×4

特定パーツだけ引けないとムカつくので4投。

《とこしえの超人》のいないオリジナル環境では優先してマナに埋めることができるため手札で嵩張ってもそうそう困らない。むしろマナ置きの思考をある程度サボらせてくれるのでフル投入で問題ないと思われる。

色とGSを増量できるのももちろん嬉しい上に、フィニッシュ時には2体並べることもザラであるため4投の恩恵は充分にある。

散々言われてるが思想にしか青がないことには注意。

 


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2コストブースト2種×8

バラモルドが立つとGSのバリューが大幅に上がるためこの2種類をピック。確定枠と見ていい。

エクストラEXライフやバラモルドのブーストの都合上山札は結構ギリギリになるため魔陣は《天災デドダム》よりも優先してプレイすることが多い。

2ターン目に撃つつもりなら青マナの確保に注意。意識的に青を多めに採用しているが1ターン目のマナ置きは慎重に行ったほうがいい。

 

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デドダム×4

墓地送りが動きに何一つ貢献しないため微妙にムカつくがパーツを手札とマナ、合わせて2枚揃えられるため採用。

《Disメイデン》、《妖精アジサイ-2》、《龍魂珠》辺りと選択になるがメイデンはカツキングの的になった場合のリスクリターンを、後者2種は2コストブーストを撃てなかった場合のもたつきを考慮して今回はデドダムを採用した。

詰め切れてない部分ではある。

 


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遺跡、ヒャクメ×4

踏ませて嬉しい2種。確定枠と見てもいいと思う。

2ブから獅子王は人類の夢なので4投。

現環境では赤単やRX系、鬼羅スターなど、バラモルドの早期着地が鍵になる対面も少なくないため大型ブーストはもちろん、ヒャクメも投入推奨。

先述の通り山が減りやすいので後半、獅子王は単色マナとして扱うほうが吉。

 


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シャッフ、円堂×4

青増量枠兼詰めの一手。

エンドオブランドはバラモルドの懸念点となる

・ボードに触れられない。

・トリガーをケアできない。

といった点を1枚で解決してくれるハイパーカード

アルカディアス・モモキング》を始め、《流星のガイアッシュ・カイザー》などのSA封じを処理することはもちろん、《スコーラー》や《青黒退化》の各種キーカードを機能停止できる。先攻でなければ間に合わないこともあるが、その場合はシャッフで1ターンもらうプレイで繋ぐと良い。

正直めちゃくちゃ噛み合ってるとは言い難く、調整枠となるシャッフだが

・青単

・環境の通りも悪くない

・フィニッシュ補助

・取りこぼしたボードを止める

と仕事自体は多く、救われた試合も少なくなかった。

 

簡易対面別解説

・青黒退化

2→4シャッフで時間稼ぎを狙う。

シャッフ宣言後、先置きしてデスマーチ等を出してきた場合はエンドオブランドを当てたい。先置きの際、墓地に追加の退化先がない場合は15宣言も1ターン貰えるので覚えておくとよい。

フィニッシュ時はエンドオブランドを噛ませないとクロックから負ける可能性があるので注意。

 

・5C

ボードを作られるとキツいのでシャッフで牽制しつつバラモルド着地を目指す。

ロストソウルを撃たれてもいいようにパーツはマナに逃すのが吉。

円堂+シャッフ宣言6などで詰めるのが理想。

 

・スコーラー

相手の4ターン目に合わせてシャッフを出し、5宣言が理想。

2体目を出して1.5宣言が出来るようになればかなり楽。

先攻をとっているなら魔陣はマナブーストではなく積極的にシャッフをガメるプレイングを取る。

1にも2にも兎に角シャッフ。

 

・グルメ墓地

バラモルドがGT、ダノス、ブラキオ誰も効かないためバレてなければかなり楽。

ウラギリダムスの敗北置換には注意。

 

・RX系

一刻も早くバラモルドの着地を目指す。

アルモモのタップインもガイアッシュもドルガン閃による早期GS剥がしもキツいため、バレると厳しいの典型。

ただその点を考えれば来月の新殿堂は追い風か。

カツキング+チェンジでリソースを稼がれると輪をかけて厳しいため、デドダムやシャッフは安易にキャストしないことを心がける。

VANが出るとその時点でゲームエンドなのでガイアッシュは出来るだけエンドオブランドで処理したい。

フィニッシュはバラモルド複数体で攻めたい。

 

・赤単我我我

受けが硬いように見えるこのデッキだが結構厳しい対面。盾から獅子王、ヒャクメが出ないと間に合わなかったりすることがしばしば。

最低限ワンパンGSで我我我を止めたい。

ただ、コスト帯がまとまりやすいのでここでもシャッフが仕事をしてくれる。

バラモルドが着地すれば実質勝ち。

 

・ラッカ鬼羅スター

可憐が面倒くさい以外は相手取りやすい。

この対面もいかに早くバラモルドを着地できるかが鍵。

ビート相手にはそんなもんである。

とにかくバラモルドのGS使用時1体タップが優秀。

ボードが並ぶと面倒なので打点を減らしてくれるシャッフがここでも活躍。

 

・ジョー星

 

無理。

 

早く来月になってくれ。

 

以上が簡単な解説となる。まだまだ開拓の余地があるアーキタイプだと思うので手に取ってみてはいかがだろうか。

 

轟破天自分語

《とこしえの超人》での成功体験から新弾のカードは早期に触り得だという知見を得た私が今回手にしたのは《Volzeos-Balamord》だった。

 

裁定が出る前に回してもなーという気持ちもありつつ回し始めたのがひと月前ほど。

 

最初はダムドのフィニッシャーにバラモルドを据えただけといった構築だったが、結構出せるもんだなーくらいの感想しかなかった。なんなら普通にダムド基盤の動きで勝ってしまうからやっぱダムド強えなーって印象で止まっていた。

 

転機は半年振りのCS(アドバンス)で2-3ボロ負けした翌週。競技シーンの楽しさを再確認した私はデドダム配布終了の知らせを受け、勢いで週末のオリジナルに参加表明した。

そんなおり、

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グルメ墓地に強いかもというだけでバラモルドの使用を思い立つ。

赤単、退化の3キル持ち二大巨頭がキツそうと一蹴された私は実際に回して考えることに。

 

結果

・赤単はやっぱキツい→踏ませて破産させるトリガーが必要

・エンドオブランドは強い

・シャッフも現環境では強い

・パルテノン無くても上記2枚でスコーラー相手なら勝てる

・エンドオブランドは強い

・パルテノン邪魔

・エンドオブランドは強い

 

少なくとも今週、新弾1発目に限れば間違いなく一蹴してしまうには惜しいと感じた。

赤単、退化>ジョー星といった母数になると感じた私はパルテノンを捨て、シャッフを増量し新顔のヒャクメを投入。

前日にバラモルドの動画を見ながらやっぱヒャクメ入れるよなーなどと安堵しながら当日を迎えた。

その結果は…

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2位である。

読み通りジョー星は少なく、当たった試合は案の定落としてしまっているが他の対面は危なげなく闘えた。(予習してきたグルメもスコーラーも当たらなかった…。)

決勝は3戦のうちにこのデッキのキツイところを把握されてしまった感じがあり、わからん殺しで拾える勝ちは多いのだろうと改めて学んだ。

 

いかがだっただろうか。

骨組みがアナカラー(なんならデドダムいなければ青緑みたいなもん)なので色事故とは無縁で回しやすいこのデッキ、是非試してみて欲しい。

 

それではまた。

次回は恐らく、つらクソの方で。

つらつらクソデッキvol.13〜最強の武器を手に入れろ〜

クソデッキ、邂逅

突然だがデュエル・マスターズ、ひいては現代社会において最強の武器とはなんだろうか?

 

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それは"情報"である。

 

情報戦を制するものが試合を制する。それゆえにデュエリストは皆、日夜デッキを調整し、YouTubeやブログ、有料noteでデッキ、プレイングの情報を集めている。

 

その前提を踏まえると、ある一つの疑問が私の頭に浮かび上がった。

 

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相手のデッキを直接把握できれば最強なのでは????

 

さらに一歩踏み込もう。

 

 

 

有名選手のデッキレシピを丸々把握できれば先んじて有料noteを書き上げてしまうことすら可能なのでは!?!?!?!?

(炎上不可避)

 

ならば作るしかない。現代DMにおける最大の禁忌デッキを。

 

クソデッキ、同調開始

正直「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」に収録されたこのカード

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《クルト・アーム》の情報を見た時にほとんどの人は考えただろう。

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アクセル強化=ギガザンダ強化じゃん!と。

 

かくいう私も特別なイノベーションがあるわけでもなく愚直に《ギガザンダ》を利用してデッキを組んでいく。

 

今回の目的は「相手のデッキを完全に把握すること」。となると、いくら現代DMに残された最後のデッキピーピングカードであろうと手札やシールドを考えるとこれだけで完全把握は出来ない。

求められるパーツは

 


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古のピーピングカードだ。

《ギガザンダ》、《マインド・リセット》、《リキッド・スコープ》のピーピング三種の神器を用いれば対戦相手は丸裸。跡部様もビックリのスケスケ具合である。

 

ただこれだけのパーツを手札に集めるのは少々難易度が高い。ここは同デュエキングmaxで新規収録されたうってつけのカードを使おう。

 

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《蒼狼設計図》なら各種必須パーツを効率よく探すことができる。《マインド・リセット》と同様の効果を持つ《戯具 ドゥモグラ》を使用すればクリーチャーの方が少ない欠点を埋められる。

あとは細かい肉付けを済ませれば完成だ。

 

クソデッキ、爆誕

そうして出来上がったのがこちらのデッキである。

【4cデッキチェック】

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メイン

  • 《クルト・アーム》
  • 《ガガガン・ジョーカーズ 》
  • 《マインド・サーチ》
  • 《ギガザンダ》
  • 《戯具 ドゥモグラ
  • 《未来設計図》
  • 《蒼狼設計図》
  • 《密かで華麗なるカイタイ》
  • 《リキッド・スコープ》
  • 《閃光の守護者ホーリー

 各4枚

 

微塵も勝つ気がねぇ…

 

冷静になってみればこれは由々しき事態である。

強者のリストを見るためには当然のことながら強者と対戦しなくてはならない。つまり、勝ち上がらなければ強者と対戦する確率は低く、デッキの本懐を遂げるどころか目的が全壊してしまうのだ。

もちろんcs1回戦目で有名プレイヤーと対戦する卓につける可能性はある。しかし、受付すら激戦の昨今において対戦相手まで抽選運に頼り切るのはいささか難しいというもの。

 

流石にこのままではまずいと思った私は信頼するしとろん先生に協力を仰いだ。

 

流石は私が師と仰ぐしとろん先生。勝利しつつ、本懐を遂げる活路。その道を彼は知っていた。

そのリストがこちらだ。

 

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ゴミの入ったゼロルピアじゃねーか!!!

 

回し方としては概ね普段通りゼロルピアジョー星を回したのち、ミッツァイルでSAにしたギガザンダで1点、ピーピングを行なってターンを返してシャコで勝ち。これだけである。(なんでトリガーリスク背負ってんだよ)

見慣れないカード《邪扇 エアロ・フウゲツ》は滲み出る玄人感とデドダムの色で足りない黒として採用。色の弱いクルトアームは抜けてしまった。

 

ただこのままでは本記事序盤で述べた「デッキの全容を知ることができない」ままに見えるだろう。カットが捲れた場合は手札こそ確認できるがシールドまでは把握できない。

となればどうするか?簡単である。

 

 

対戦終了後、挨拶をしてから相手が片付けるまでの間に

「シャコが見えなくてミッツァイルジャスキルにしようか迷ったんですよね〜〜〜!!ちなみにトリガーとかシノビとか埋まってました???」

と質問して相手に見せて貰おう。(最悪すぎる)

 

ギガザンダを使うようなやつに快くデッキの全貌を教える人間がいるはずもないが。

 

ちなみにこんなクソカード入れるくらいなら普通のゼロルピアを真面目に練度上げた方が100億倍マシである。

そもそも質のいいデッキ解説記事を書いて料金を取るには、デッキレシピよりもプレイングや開発プロセスといった使い手だからこそ持つ情報に比重が寄るため、こんなデッキで相手のデッキを知ったところでnoteなんて書けるわけはないのである。

 

もっともらしいことを述べてオチをつけたところでまた次回!!

 

 

 

 

 

つらつらクソデッキvol.12 〜覇道は我にあり〜

クソデッキ、邂逅

 

 

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ガイアッシュカイザー使いて〜〜〜〜

 

《流星のガイアッシュ・カイザー》

その効果は

  1. ウルトラ侵略ZERO
  2. 嬉しい2打点
  3. 染み渡る2ドロー
  4. 心躍る大型軽減
  5. デカこたつむり

 

どこを取っても捨てるところのない効果で、競技勢もエンジョイ勢も虜にする魅力満載のナイスガイ(アッシュ)、それが今回の主役である。

 

軽減効果を無視しても明らかに強いこのカードだが折角なら余すことなく全ての効果を使い切りたい。

貧乏性丸出しで今回もデッキを作っていこう。

(なお、今回は強カードをバンバン投入しているため普通に強デッキの類ではあるが、別に何か結果を残したわけでもないのでつらクソシリーズとして投稿する。)

 

クソデッキ、同調開始

このカードを100%使う上で一番の要所、それは4つ目の軽減効果に他ならない。

刃鬼やクライシスNEXのような一撃ゲームエンド級カードを合わせるのももちろん楽しいが、せっかくならガイアッシュを1番踏み倒せそうな相手のドルガンノヴァに合わせて間に合うカードが望ましい。

つまり求められる要点は

 

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「自己軽減持ちの10マナ以上のクリーチャー」となる。

 

《勝利龍装クラッシュ"覇道"》はまさにぴったりのカードだ。ガイアッシュの軽減にBAD2を加えればわずか4コストでキャスト可能なため、先手を取れていれば3ターンドルガン閃の返しに投げられる。

フシギバースギミックの採用も考えられるが下準備が不要な点が覇道の強みである。

 

クソデッキ、変遷

ガイアッシュに覇道、これだけでお馴染み最強カラーのシータ(または電融)カラーなため取り敢えず愚直に組んだレシピがこれだ。

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なんだこのうんちは…

シータ閃とチェンジザ覇道のどちらにもなれなかった哀れな何かが産まれてしまった。

そもそもクロックのターンスキップとガイアッシュの踏み倒しが噛み合いが悪いことに気付いていない愚かな産業廃棄物である。

ドギラゴールデンと勝カツの「なんか強そう(笑)」感も相まって悲惨な出来だ。

 

冷静になって主要カードを見直したところ主要パーツが総じてドラゴン持ちなことに気付く。

となれば当然

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メンデル栄光スタートの出番だ。

閃からガイアッシュ出るんだしドルガンも入れちゃえ(笑)ってやつである。

 

見た目はなんか強そうだがこのリストはかなり思考放棄で組まれているため実の所穴だらけである。

 

1つ目の弱点は「ドルガンが強くない」ということだ。

多色6コスト以下のSAがいないこのリストではドルガンでヘタに走るとただトリガーを踏んであっさり返されるなんてことは少なくなかった。

いわゆる《王来英雄モモキングRX》からの《アルカディアス・モモキング》のようなトリガーケアカードも盾を割り切る火力もないのでアヘアヘ3点おじさんと化して死んでいく。

隣にガイアッシュが立ったとしても《ドラゴンズ・サイン》を踏んだら指を咥えて眺めるだけ、《ドンドン火噴くナウ》や《勝太&カツキング》を踏もうものなら除去されて劣勢へとデメリットが目立った。

 

2つ目は「受けがない」という点だ。

勝カツは特定条件下でトリガーとなるが不確定なカードを受けだと言い切るのは厳しい。Reライフすら詰んでない都合、簡単に押し切られてしまうことが多々あった。

 

ならばと思って作られたリストがこちら。

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チェンジザ覇道に寄せることで受けを搭載し、初動に《超GRチャージャー》を採用することでリソースを稼ぎながらレンジを中盤に持ってきたリストだ。

これは結構悪くない感触だったがここまでデッキを回してきた私の頭には一つの疑問が浮かんでいた。

 

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《"必駆"蛮触礼亞》、いる…?

 

ビートジョッキーを覇道しか積んでない上にほとんどがガイアッシュの軽減で事足りる今、別に触礼亞使わなくてもいいんじゃね?どうせ3マナ域では撃たないんだしマナ伸ばして構えた方が強くね?じゃあチェンジザもいらないんじゃね…?

そう、もはや覇道は触礼亞チェンジザの枠には収まらない領域へ来ていた。

ならば導くしかない、新たなる覇道の勇者のもとへと!

 

クソデッキ、爆誕

 

最終的なリストがこちらだ。

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メイン

  • 《メンデルス・ゾーン》×4
  • 《ボルシャック・栄光・ルピア》×4
  • 《次元の霊峰》×1
  • 《Code:1059》×3
  • 《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》×4
  • 《流星のガイアッシュ・カイザー》×4
  • 《最終龍覇ロージア》×4
  • 《メガ・マナロックドラゴン》×1
  • 《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》×3
  • 《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》×2
  • 《百族の長 プチョヘンザ》×2
  • 《時の法皇 ミラダンテXⅡ》×1
  • 《蒼き守護神 ドギラゴン閃》×2
  • 《蒼き団長 ドギラゴン剣》×1
  • 《勝利龍装 クラッシュ"覇道"》×4

GRゾーン

  • 《サザン・エー》×2
  • 《クリスマⅢ》×2
  • 《続召の意志 マーチス》×2
  • 《天啓 CX-20》×2
  • 《ダダダチッコ・ダッチー》×2
  • 《全能ゼンノー》

超次元ゾーン

  • 《革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル》×1
  • 《無敵剣 プロト・ギガハート/最強龍 オウギンガ・ゼロ》×1
  • 《爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神》×1
  • 《将龍剣 ガイアール / 猛烈将龍 ガイバーン》×1
  • 《銀河剣 プロトハート/星龍解 ガイギンガ・ソウル》
  • 《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》×1
  • 《邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロバゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス》×1
  • 《始原塊 ジュダイナ/古代王 ザウルピオ》×1

 

クソデッキ、解説

お馴染みのドラゴン初動を序盤は連打しマナを溜める。

充分なマナが溜まるか、相手の踏み倒しに合わせてガイアッシュを着地させ覇道で暴力というのがメインプラン。

 

中盤のリソースは勝カツに加えて青単色が嬉しい1059を採用。ゼンノーガイアッシュでボードを固められる上に横並びしやすいことで覇道のフィニッシュ力に貢献している。

 

薄かった受けは最終ロージアを採用。スパーク系も感触は悪くなかったが赤単のようなガイアッシュの投げづらい速攻に対して生き物トリガーの方が都合が良かった。

バトライ閣の暴力性、ボアロとジュダイナの柔軟性も嬉しい。

 

いかがだっただろうか?

ハンデスは結構キツく、アナ闇などには苦戦を強いるだろうがCSに持っていってもいいかなーぐらいの出来には仕上がっている(つもり)。

ただ、11/1現在、私は受付戦争に勝てずにいる。早く64人規模でもCSの開ける世の中になってほしいものだ。

 

ガイアッシュカイザーは、覇道や刃鬼のような一線を退いた古豪やファンデッキ止まりだったファッティフィニッシャーを環境級に押し上げてくれる強力カードだ。

ただ、今はかなりシングル価格が高いのでパックで出た際などは是非、好きなファッティと組み合わせて遊んでみてほしい。

 

今回はここまで。

また、次回の投稿でお会いしよう。

 

 

つらつらクソデッキvol.11 〜胡乱な天門〜

邂逅

王来篇第3弾「禁断龍VS禁断竜」が発売してから1週間、私にはかねてから挑戦したいデッキがあった。

それはいわゆる

 

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【5C天門】である。

 

今回の3弾で収録された

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こいつを触っておこうという気持ちと

以前Twitterで見かけたこのデッキがあまりにもあんまりだった(デドダム入ってるのに赤白だけのカードが12枚も入ってたりした)ので自分で作るならどうするかを考えてみた次第である。

 

クソデッキ、同調開始

【5c天門】という響きだけ聞くとデュエプレでの躍進が名を馳せたこともあり、ともすればカツカレー的な「強い×強い=強い」のような雰囲気を感じる。しかし、実際に組んでみると大きな落とし穴がいくつか存在するのだ。まずはそこを洗っていこう。

 

1.天門と出力先の色がうんち

見出しの通りである。そもそもの天門が白単という単色埋めと色がシビアな5cの序盤に全く貢献しない上に、出力先もリソースに直結しない色の《真邪連結バウ・M・ロマイオン》あたりを取りがちであるため、《天災デドダム》のキャストに貢献しない虚しさがある。

 

2.手札リソースがうんち

イメージと手なりで5c天門を組んでみるとわかるのだがこのデッキ、《T・T・T》などのドローソースを採用できない都合ハンドがない。ハンドがない天門というのはほうれん草のないポパイ、顔の濡れたアンパンマン、ワンピース休載のジャンプである。

手打ちも出来ないし守備もおぼつかないプレイヤーなど相手からすれば当然何も怖くない。

 

もう少しボロクソに言うつもりだったのだが文句の大部分は色の話だったので取り敢えず上記2つを改善していくことにする。

 

1つ目は極力3色の光入りブロッカーを入れていくことで解決しよう。


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新弾の《戦霊混成 ウルボランス》を筆頭に《砕慄接続 グレイトフル・ベン》、《霊宝 ヒャクメ-4》を入れて色のバランスを取っていく。

ここにロマイオンを少数合わせるとディスペクター3体を天門でキャストするとき

  • ランス+ベン→マナ送りの増量
  • ベン+ロマイオン→必要な呪文だけ拾ってブースト
  • ロマイオン+ランス→要らない呪文を拾ってドローに変えるorランスで捨てた呪文をロマイオンで拾ってロスカット

といったように微妙にシナジーを生んで面白い。

 

2つ目に関しては新弾で打って付けのドローソースが追加された

 

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…と思ったのだが、以下のようにサンプルレシピを組んだところ

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天門もロストソウルも魔天も下に送ってしまって手札増えにくい+パーツ落ちてもどかしいスーパージレンマになってしまった。

そこで白羽の矢が立ったのが

 

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《アクアン・メルカトール》である。

  • 不足しがちな青単色
  • ハズレは触りやすい墓地に行ってくれる
  • 天門前のmax4ドロー

と概ね必要な要件は満たしている。

…いつかの【5cバスター】のような立ち上がりだが。

 

クソデッキ、爆誕

そうして完成したのがこちらのデッキだ。

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メインデッキ

  • 《フェアリー・Re:ライフ》×4
  • 《天災 デドダム》×4
  • 《アクアン・メルカトール》×4
  • 《ドンドン火噴くナウ》×4
  • 《魔天降臨》×1
  • 《霊宝 ヒャクメ-4》×3
  • 《ヘブンズ・ゲート》×4
  • 《Disアイ・チョイス 》×2
  • 《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》×2
  • 《怒流牙 サイゾウミスト》×2
  • 《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》×2
  • 《砕慄接続 グレイトフル・ベン》×3
  • 《戦霊混成 ウルボランス》×3
  • 《真邪連結バウ・M・ロマイオン》×2
  • 《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》×1

 

クソデッキ、解説

メルカトールを採用した都合赤が少なくなってしまったこと、3→6と動いてもすぐ天門が撃てるわけではないことを考慮して《フェアリー・ミラクル》ではなくRe:ライフを採用。

3Tマナブ4Tメルカトール5T天門が理想。

フィニッシュはロストソウル+魔天。

ローゼルドは1枠しか確保できなかったので単体性能高めで1投でもまあいいかなみたいなカードをピック。爆速で消える山を許してくれるのもグッド。

肝心のウルボランスはデカブツに呪文が付いてくるだけでお得だし相手ターンにサイゾウ投げると天門やロストソウルを能動的に放てたりなかなか悪くない。この際先にウルボランスを解決して手札からトリガー呪文を唱え、その後にサイゾウのcipを処理すると山札のトリガー濃度が濃くなってお得。

 

ロストソウルやヒャクメ増やしたいなーとか流石に赤9は火噴く手撃ちしづらくてやべぇなーとかそういやマナに落ちたロストソウル拾いにくいなーとか穴まみれクソデッキではあるがまあデッキと呼んでもいいかな…くらいの出来にはなった。

そもそも天門から出て1番強いロマイオンを減らしてる時点で色々と狂っているのである。

 

いかがだったろうか?

やっぱりコンセプト段階で怪しいためまともなデッキにするにはビルド力を要するこのデッキ、あなたも一度構築に挑戦してみるのもいいかもしれない。

 

ではまた次回。

 

 

 

 

 

 

つらつらクソデッキvol.10 〜派手なカードを救いたい〜

クソデッキ、邂逅

我々が愛してやまないカードゲーム、デュエル・マスターズ

思うにこのゲームの良さは「派手さ」、「豪快さ」にある。

ゲーム開始時点から鎮座する特殊なギミックのカードたちはもちろん、連ドラから連綿と連なる大胆な踏み倒しは間違いなく派手で豪快、ゲーム体験を豊かにしている。

 

そんなデュエマ界の中で今回のド派手な主役はこいつ

 

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聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》である。

 

 

………誰?

 

 

クソデッキ、同調開始

きっかけは友人の言葉だった。

「俺このカード好きなんだよね。ボルスズ、なんかデッキ組んでよ。」

そう言って彼が指さしたカード、それがミステリカだった。

 

テキストを確認しよう。

光文明 コスト9
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/エイリアン 13000
進化―自分の光のクリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカ
このクリーチャーがアンタップされた時、自分の山札を一番下の2枚を残してすべて引く。その後、「S・トリガー」付き呪文を好きな枚数コストを支払わずに唱え、「S・トリガー」付きクリーチャーを好きな数コストを支払わずに召喚してもよい。

 

「アンタップされた時」という明らかに一手間必要な条件の代わりに《黒神エンド・オブ・ザ・ワールド》を上回る勢いで山札を掘り、S・トリガーを持つ呪文とクリーチャーを豪快に踏み倒す。

 

クソ使いづらそ〜〜〜

 

このカードの問題はざっと見る限り

  1. 重い
  2. 進化元が必要
  3. 効果の起動が遅い

の3点となる。

中でも3番目、単純に攻撃してミステリカをタップした場合はターンを渡して、返ってきた自分のターンの初めに起動することになる。

当たり前だがそんな悠長にしていてミステリカが無事なわけはない。

これは骨が折れそうだ。

 

そう思ってるおり、その友人から一通のLINEが届いた。

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なるほど、雛形をくれるならイジりようもあるというもの。

早速見ていこう。

 

まず1つ目の「重い」という問題点は246から9or10という動き、《母なる聖域》による踏み倒しという点でクリア出来そうだ。

 

次に「進化元が必要」という点はGRでカバーできているが、「効果の起動が遅い」という点はこのままでは満たせているとは言い難い。

やはり難所はここだろう。

 

こういう時、私は100%合致するオリカを製造する。

今回の場合では

光文明 コスト6以下

クリーチャー

種族問わず

このクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。

進化パワー:このクリーチャーが進化した時、このクリーチャーをアンタップする。

こんなのがいれば2469のあとに聖域を絡めてミステリカを即時に起動できるだろう。

ただこんな訳のわからない効果はもはやミステリカ専用機である。そんな都合のいい話が…

 

 

 

 

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あった。《飢動混成 ガリィングマール》令和のガンガンマンモスさんだ。

このカードであれば聖域を撃ってこいつの上に重ねたのち、アンタップ効果を解決すれば即時にミステリカを起動できる。

しかもEXライフのおかげで場に他のクリーチャーがいなくても成立する。

それだけじゃない。そのコンボ自体は《緊急再誕》を用いても同様に行えるのだ。

 

見つかった。もうガリィングマールはこのクソデッキのために生まれたとしか思えないスペックだった。

 

クソデッキ、爆誕

そんな今回のリストがこちらだ。

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(画像は友人のTwitterより)

  • 《フェアリー・ライフ》×4
  • 《フェアリー・Re:ライフ》×4
  • 《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》 ×4
  • 《ウマキン☆プロジェクト》×4
  • 《ドンドン火噴くナウ》×4
  • 《幻緑の双月/母なる聖域》×4
  • 《緊急再誕》×4
  • 《飢動混成 ガリィングマール》×4
  • 《閃勇!ボンバーMAX》×3
  • 聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》×3
  • 《水上第九院 シャコガイル》×2

 

クソデッキ、解説

前述の通り2469の5ターン勝利を目指すデッキとなる。

ミステリカ起動から緊急再誕とボンバーmaxを宣言。再誕をミステリカに当て、シャコガイルに変換。ボンバーmaxで引き切って勝ち。

 

安定したコンボ成功のために4.6コスト帯は9マナ域にアクセスしやすい「救いたい・ウマキンパッケージ」を選択した。どちらも名目コスト4でありながら6マナでも使える上に手札にコンボパーツを抱えやすいと言う共通点を持つ優れ者である。

 

注意しなければいけないのは最速聖域ルートはガリィングマールをマナ送り対象にする場合、ミステリカでライフを撃たないとシャコを出すマナが無くなること。

メタクリは火噴くしか除去手段がないことだろうか。

気になるならボンバーmaxを《伝説の秘法 超動》あたりに変えるか類似する新規が来た時に適宜入れ替えると良い。

 

いかがだっただろうか?

正直このブログシリーズの中でも最高の出来だと自負しているこのデッキ、ご覧の通りまたしても救いたいに救われている。みんなも救いたいは20枚は買おう。

 

今回はここまで。最後にこのデッキができるまでのやり取りを載せてお別れとしよう。

ではまた次回。


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つらつらクソデッキ vol.9 〜天門の鍵を探して〜

前書き

今年の夏のEXパックとなる「20周年超感謝メモリアルパック 技の章英雄戦略パーフェクト20」が発売されて1週間が経とうとしている。

 

デドダムの再録やクロスギアの弱さなんかで世間を騒がせるパックだが、今回は

 

《真邪連結バウ・M・ロマイオン》で遊んでいこうと思う。

 

クソデッキ、邂逅

正直なところ今回の発端はこのカード

 

《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》(以下救いたい)を使いたいというところにあった。

 

呪文版《ウマキン☆プロジェクト》っぽいこのカード、246好きの私としては喉から手が出るほど欲しかったウマキン5枚目だ。

 

各所でチラホラ散見するが、色や生き物であるかどうかを気にしないならウマキンよりも使いやすい。

当たり前だが2つから1つ選ぶより6つから1つ選ぶ方が状況に応じた行動を取られる。

 

古くは《ブレイン・チャージャー》に始まり、《フェアリー・シャワー》、《フェアリーの火の子祭》といった先輩が示す通り、手札の減らないマナブーストは強い。

その中でも最高品質なこのカードを使って遊びたかったのだ。

 

救いたいを使う以上相性の良いカードは6コストのカードとなる。

今回私が選んだのは天門こと《ヘブンズ・ゲート》。環境に跋扈するメタカードの多くは乗り越えられ、《アルカディアス・モモキング》もすり抜けられる。《聖魔連結王ドルファディロム》は勘弁だが、《奇石ミクセル》の上面すらEXライフを用いればモーマンタイだ。

 

ここまで考えた私は246で天門を投げてもウマキンか救いたいを挟んでいれば2体投げれるしいけるやろの精神で10分でデッキを組み、贔屓の店で非公認に参加した。その時のリストがこちらだ。

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家に《どんどん火噴くナウ》が2枚しかなかったとかオシャレぶって《轟く革命レッドギラゾーン》をさしているとかツッコミどころはあるがとにかく乗り込んだ。

 

結果は

 

 

0-3!!

(ちなみに4cダークネス、赤青ビート、マニフェストループ)

 

歴史的大敗である。

 

二戦目は私の見切り発射《神の試練》が最悪のプレイングだったので何も言えないが見えてきた明確な弱点がある。

 

ハンデスがキツい。

 

一見4〜5コスト帯のリソースカードを投げれはま捲れそうな気もするがそもそも天門で246をしようとするのはリソースがカッツカツであり、テンポをとられるとそのまま沈んでしまいかねなかった。(三戦目みたいなコンボデッキがそもそも無理というのは置いておいて)

 

クソデッキ、爆誕

戦績を踏まえた新しいリストがこれだ。

 

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メインデッキ

  • 《メッチャ映えタタキ》×2
  • 《T・T・T》×4
  • 《叡智の聖騎士 スクアーロ/エナジー・ライト》×4
  • 《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》×4
  • 《ウマキン☆プロジェクト》×4
  • 《神の試練》×3
  • 《ドンドン火噴くナウ》×4
  • 《無双の縛り 達閃/パシフィック・スパーク》×3
  • 《ヘブンズ・ゲート》×4
  • 《時の秘術師ミラクルスター》×2
  • 《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》×2
  • 《真邪連結バウ・M・ロマイオン》×4

 

序盤のリソースで負けるならどうするか。

 

温故知新、大人しく先人の知恵に頼ることにした。

具体的には2ブーストを切ってドロソに変えたのだ。

新時代のドローソース《T・T・T》はロマイオンをSAにしても良いだけでなく、ロマイオンで撃っても強い捨てるところのないウルトラカードだ。

5枚目以降のドローソースには《叡智の聖騎士 スクアーロ/エナジー・ライト》を採用することにした。《エナジー・Re:ライト》や《「蒼刀の輝将」》辺りと迷ったが上面で出すと場の《時の秘術師ミラクルスター》を回収したり、ロマイオンのexライフを剥がせシクテクがあったりという点からお試しということで。

 

天門のお供にはロマイオンに加えて《無双の縛り 達閃/パシフィック・スパーク》、《時の秘術師ミラクルスター》を選んだ。前者は6マナ帯の動きとして使ってもいいし下もロマイオンと相性がいい。後者はハンデスへの恨み全振りである。エメラルーダでもいいかもね。

 

フィニッシュには試練シャラップのパッケージを採用。

ロマイオンのアタックトリガーで試練を撃てるので救いたいやウマキンのバズレンダに全ツッパして山を削り、exターン獲得なんてことができて相性がよい。