つらつらクソデッキvol.10 〜派手なカードを救いたい〜
クソデッキ、邂逅
我々が愛してやまないカードゲーム、デュエル・マスターズ。
思うにこのゲームの良さは「派手さ」、「豪快さ」にある。
ゲーム開始時点から鎮座する特殊なギミックのカードたちはもちろん、連ドラから連綿と連なる大胆な踏み倒しは間違いなく派手で豪快、ゲーム体験を豊かにしている。
そんなデュエマ界の中で今回のド派手な主役はこいつ
《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》である。
………誰?
クソデッキ、同調開始
きっかけは友人の言葉だった。
「俺このカード好きなんだよね。ボルスズ、なんかデッキ組んでよ。」
そう言って彼が指さしたカード、それがミステリカだった。
テキストを確認しよう。
光文明 コスト9
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/エイリアン 13000
進化―自分の光のクリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーがアンタップされた時、自分の山札を一番下の2枚を残してすべて引く。その後、「S・トリガー」付き呪文を好きな枚数コストを支払わずに唱え、「S・トリガー」付きクリーチャーを好きな数コストを支払わずに召喚してもよい。
「アンタップされた時」という明らかに一手間必要な条件の代わりに《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を上回る勢いで山札を掘り、S・トリガーを持つ呪文とクリーチャーを豪快に踏み倒す。
クソ使いづらそ〜〜〜
このカードの問題はざっと見る限り
- 重い
- 進化元が必要
- 効果の起動が遅い
の3点となる。
中でも3番目、単純に攻撃してミステリカをタップした場合はターンを渡して、返ってきた自分のターンの初めに起動することになる。
当たり前だがそんな悠長にしていてミステリカが無事なわけはない。
これは骨が折れそうだ。
そう思ってるおり、その友人から一通のLINEが届いた。
なるほど、雛形をくれるならイジりようもあるというもの。
早速見ていこう。
まず1つ目の「重い」という問題点は246から9or10という動き、《母なる聖域》による踏み倒しという点でクリア出来そうだ。
次に「進化元が必要」という点はGRでカバーできているが、「効果の起動が遅い」という点はこのままでは満たせているとは言い難い。
やはり難所はここだろう。
こういう時、私は100%合致するオリカを製造する。
今回の場合では
光文明 コスト6以下
クリーチャー
種族問わず
このクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。
進化パワー:このクリーチャーが進化した時、このクリーチャーをアンタップする。
こんなのがいれば2469のあとに聖域を絡めてミステリカを即時に起動できるだろう。
ただこんな訳のわからない効果はもはやミステリカ専用機である。そんな都合のいい話が…
あった。《飢動混成 ガリィングマール》令和のガンガンマンモスさんだ。
このカードであれば聖域を撃ってこいつの上に重ねたのち、アンタップ効果を解決すれば即時にミステリカを起動できる。
しかもEXライフのおかげで場に他のクリーチャーがいなくても成立する。
それだけじゃない。そのコンボ自体は《緊急再誕》を用いても同様に行えるのだ。
見つかった。もうガリィングマールはこのクソデッキのために生まれたとしか思えないスペックだった。
クソデッキ、爆誕
そんな今回のリストがこちらだ。
(画像は友人のTwitterより)
- 《フェアリー・ライフ》×4
- 《フェアリー・Re:ライフ》×4
- 《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》 ×4
- 《ウマキン☆プロジェクト》×4
- 《ドンドン火噴くナウ》×4
- 《幻緑の双月/母なる聖域》×4
- 《緊急再誕》×4
- 《飢動混成 ガリィングマール》×4
- 《閃勇!ボンバーMAX》×3
- 《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》×3
- 《水上第九院 シャコガイル》×2
クソデッキ、解説
前述の通り2469の5ターン勝利を目指すデッキとなる。
ミステリカ起動から緊急再誕とボンバーmaxを宣言。再誕をミステリカに当て、シャコガイルに変換。ボンバーmaxで引き切って勝ち。
安定したコンボ成功のために4.6コスト帯は9マナ域にアクセスしやすい「救いたい・ウマキンパッケージ」を選択した。どちらも名目コスト4でありながら6マナでも使える上に手札にコンボパーツを抱えやすいと言う共通点を持つ優れ者である。
注意しなければいけないのは最速聖域ルートはガリィングマールをマナ送り対象にする場合、ミステリカでライフを撃たないとシャコを出すマナが無くなること。
メタクリは火噴くしか除去手段がないことだろうか。
気になるならボンバーmaxを《伝説の秘法 超動》あたりに変えるか類似する新規が来た時に適宜入れ替えると良い。
いかがだっただろうか?
正直このブログシリーズの中でも最高の出来だと自負しているこのデッキ、ご覧の通りまたしても救いたいに救われている。みんなも救いたいは20枚は買おう。
今回はここまで。最後にこのデッキができるまでのやり取りを載せてお別れとしよう。
ではまた次回。