つらつらクソデッキ vol.3 〜夢なき夢は夢じゃない〜
クソデッキ、邂逅
時は2020年の末、1つの伝説が解き放たれた。
そう、《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》の帰還である。
このカードが発表された2006年当時、コロコロの誌面に胸を躍らせ、いそいそとWHFに足を運んだ小学生は少なくないだろう。
何を隠そう私もその1人である。(私の小遣いの範囲ではアルカディアスと滑空男しか出なかったけど)
そんな私にとっての、いやあの頃の少年たちの憧れであり、夢であるサファイア…15周年展が地元で行われた時はいそいそと足を運んで手に入れたサファイア…
これはもうデッキを組むしかあるまい。(もう2月だけど)
クソデッキ、同調開始
夢に溢れたデッキを組むにあたり改めてテキストを見てみよう。
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 11000+
スピードアタッカー
パワーアタッカー+3000
T・ブレイカー
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを自身の手札に加えるかわりに墓地に置く。
…うん。
登場から15年、デュエマ旧石器時代から時は進んで今は令和。除去とファッティがカードプールにひしめいていることを鑑みると勝利宣言何某やモアイ何某なんかと比べると単体性能は見劣りすると言わざるを得ない。
何か、何かないだろうか。せっかくおつとめを終えて温泉から兄貴が帰ってきたのだ。勤め先まで失っているだなんてあんまりだ。
4枚使えて、ドラゴンであることを活かせる何か…
1ターンに2体以上のサファイアを踏み倒せば流石に勝てるのでは?🤔🤔🤔
決まれば文字通りアチアチなメイキングメガマックスのコンボはもう3年も前から存在するのでご存知の方は多いかと思うが簡単に言えば火のクリーチャーを4体揃えたらそれがまるごとドラゴンに変わるというウルトラC(コンボ)である。
このコンボの弱点は大きく2つ。
・メガマックスのコストクリーチャーと踏み倒し先の大型でスロットが大きく圧迫される。
・メインギミックのメイキングメガマックスは代替が効きにくい。
という点だ。
正直コンボとしてはかなり致命的だ。
代替カードがないならとドローソースを積もうとすればスロットに悩まされるという最悪の未来が簡単に見て取れる。
ならばどうするか、1枚で2枚、3枚分働いてもらえばいい。
そう、GRクリーチャーである。
お馴染みぶっ壊れリソース確保カードの《“魔神轟怒”万軍投》はワンアクションで3体のコストクリーチャーを場に出すことが出来る。事前に《Wave All ウェイボール》なんかを出しておけば容易に4体揃えることが出来る。
バリスイトーヨーではウェイボールを挟んでも1体足りないがここで節約したスロットに
軽量ドローソースを組み込むことで事故軽減とコスト確保を両立させてあげればよい。
夢が…夢を抱いたまま現実的なところまで近づいている…!!
夢なき夢は夢ではないがこの夢は夢のある夢だと自信を持って言えるところに近づいている!!(ゲシュタルト崩壊)
クソデッキ、爆誕
というわけで完成したデッキがこちらである。
「夢ある夢なら夢じゃない?」
メイン
- 《Wave All ウェイボール》×4
- 《熱湯グランニャー》×4
- 《ブレイン・ストーム》×4
- 《*/弐幻サンドロニア/*》×4
- 《バリスイトーヨー/水筒の術》×4
- 《“魔神轟怒”万軍投》×4
- 《デッドヒート・メガマックス》×4
- 《メガ・メイキング・ドラゴン》×4
- 《永遠のリュウセイ・カイザー》×3
- 《勝利宣言 鬼丸「覇」》×1
- 《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》×4
GRゾーン
《ブルンランブル》
《バルバルバルチュー》
《ポッパーポップコー》
《アカカゲ・レッドシャドウ》
《“魔神轟怒”ブランド》
各×2
勝利宣言入っとるやんけ!!!
流石にコンセプトに合致してて5枚目以降の踏み倒しとしてはあまりにも優秀なので許して欲しい。
紹介してないカードの説明を簡単にすると
グレンニャーは手札交換もできる実質5枚目以降のウェイボール。
永遠リュウはメガマックスから直接出てもまあ許せてワンショットに貢献もしてくれるカード正直ドラゴ大王とかでもいいけど私は執筆当時持ってなかったので不採用。
といったところである。
クソデッキを組む時の私の流儀として「サブプランを出来るだけ搭載する」というものがあるのだが今回はご覧の通りGRビートである。困ったらブランドで殴れば万事OK、問題解決。
コンセプト上GRゾーンは赤単色でありランブル、ゴルドーはいざとなればメタクリを破壊することができ、特にランブルはサンドロニアから出ればセンノーラインまでは相打ちが取れる。
バルチュー、アカカゲはリソース確保に繋がり、ポップコーはワンショット補助、ブランドはサブプランといった感じだ。
従来の赤単+van+ナイン+大王で3ターン!!というような構築と違い赤青のカラーを取ることで安定4ターンを重視した構築となっている。
いかがだっただろうか?
見た目以上にボコボコ決まるアチアチコンボ、機会があったらぜひ試していただきたい。
それではまた次回のクソデッキで。