その山は無限のクソで出来ていた

クソデッキビルダーの屍の山

つらつらクソデッキ vol.5 〜だってお祭り終わらない〜

邂逅

デュエル・マスターズTCG 弩闘×十王超ファイナルウォーズ!!!』、2/21に発売されたこの最新パックで一際私の目を引くサイクルがあった。

f:id:boboboborusuzu:20210307150913j:image

『伝説』サイクルである。

多色カードでありながら自前でアンタップでマナゾーンに置くことのできるこの効果はmtgから土地カードのシステムを拝借してきたかのようなまさに温故知新といったところ。

今までのDMにはおそらく存在していなかった「マナに置くためのカード」という概念である。

さながらDMの「シャドウランド」とも呼ぶべきこのサイクルを使って今回はデッキを組んでいこうと思う。

 

クソデッキ、同調開始

 

このサイクルが起こした革命については既に先人がコロコロオンラインなんかで触れているわけだが私が最も着目したのはこのカード。

f:id:boboboborusuzu:20210307151749j:image

《虹色妖精ポミリン》、上も下も多色比率の高いデッキのサポートのために生まれたかのようなこのツインパクトカードを伝説サイクルを使えば《友情の誓い》を使うより遥かに現実的に1ターン目に出すことが可能になったのだ。

ポミリンは手札にある間は多色カードであるため伝説サイクルとポミリンさえ手札にあれば再現できるのも嬉しい。

 

これらのカードを使うことで多色カードを存分にマナに置けるようになったわけだがそうすると何が起きるのか。

無論多色カードまみれのデッキを作れることになる。

多色カードは全体的にカードパワーが高く、テキトーに詰め込んでも何だかデッキになりそうな雰囲気はあるが今回はせっかくなので伝説サイクルと同弾のこのカード

f:id:boboboborusuzu:20210307152422j:image

《マグヌマ・ダンベガルー》を使っていこうと思う。

公式Twitterのリプ欄に否定的なリプが多いこのカード。テキスト欄に書いてあることは状況によってメチャ引けるというだけであり、5コストの中量級である以上、クリーチャーである点を加味しても4枚以上は引きたいところだと考えると確かにしょっぱい。

しかし、多色だらけのデッキを組めば5マナ帯で出しても5枚引くことは雑作もない。2、3ターン目にマナブーストを咬ませば6〜7枚引くことだってできる。

 

だが、大量のドローができてもそれだけでターンを返してしまってはただ気持ちよくなってるだけでその間に死んでしまう。即座に手札リソースを有効活用したいところだ。

 

f:id:boboboborusuzu:20210307153831j:image

《エンドレス・フローズン・カーニバル》、巷で話題のあのデッキにも使われるこのカードなら手札を代替コストに相手の行動を大きく縛ることができる。

メインギミックに採用されているポミリンもスノーフェアリーなので余ったらコストにできる点も兼ね合いがいい。

 

【ゾンビループ】でよくね?とか言ってはいけない。何故ならそのデッキが話題になる前にもう組み始めてしまったからね…

 

クソデッキ、爆誕

 

【墓地退化】といいどうにもネタを潰されがちだがめげずに組んだのがこちらのデッキである。

 

【終わらない伝説のカーニバル】

f:id:boboboborusuzu:20210307154245j:image

メイン

  • 《虹色妖精ポミリン》×4
  • 《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》×4
  • 《桜風妖精ステップル》×4
  • 《未来妖精ミクル/ミラクル・ブレイン》×4
  • 《謎帥の艦隊》×2
  • 《ウェイブの伝説》×2
  • 《切札の伝説》×3
  • 《不思樹の伝説》×3
  • 《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》×3
  • 《マグヌマ・ダンベガルー》×4
  • 《処罰の精霊 ウラルス》×1
  • 武家類武士目 ステージュラ》×2
  • 《BAKUOOON・ミッツァイル》×1
  • 《エンドレス・フローズン・カーニバル》×3

(現在手持ちの構築ではジューサーを1枚《審絆の彩り 喜望/キーボード・アクセス》に変えています)

 

GR

  • 《クリスマⅢ》×2
  • 《サザンA》×2
  • 《回収 TE-10》×2
  • 《全能ゼンノー》×2
  • 《続召の意志 マーチス 》×1
  • 《アカカゲ・レッドシャドウ》×1
  • 《カット 丙-二式 》×1
  • 《無限合体 ダンダルダBB》×1

 

簡単解説

ブーストを絡めてマグヌマカーニバルを目指すデッキである。

2コストブーストにはステップルとエスメルを採用。「場に残り」「多色マナを産む可能性がある」「スノーフェアリー」という3点を重要視した。

ミクルは2→4で出せるとマグヌマのバリューが上がるだけでなく下面で5枚目以降のマグヌマとしても使えるスノーフェアリーである。

伝説サイクルは自然入りなら何でもいいがフィニッシュにカットを使うこと、ミラクル・ブレインのバリューを上げることの2点から黒マナを産める不思樹を採用。

GRゾーンのクリーチャーを大量に使うため、2枚目のミッツァイル兼メインから使えるマナ回収として喜望を採用。

 

ウラルスを出してからカーニバルを撃ち全盾を焼却して勝つことが終着点だが、回収でカーニバルを、ステージュラでスノーフェアリーを使い回すことができる。

ステージュラ、ミッツァイルを謎帥で使い回すことによりカーニバルを毎ターン撃つことが出来るのでこれを駆使して時間を稼ぐ。

デッキを謎帥2枚だけにすればダンダルダで山を切らすことなく謎帥も撃てるようになる。(当然ブラッディクロスやラッキーダーツなんかで死ぬこともあるが)

カットを繰り返し出すことでシノビや革命ゼロトリガー、鬼エンドもケアできる。

 

 

正直【ゾンビループ】のが強いかもしれないがこういった半ループのソリティアデッキも面白いかもしれない。スノーフェアリーにコスト以上の意味を持たせやすいしね。

 

カーニバルを使うデッキに総じて言えることではあるが【ギャラクシールド】にはめっぽう強い。是非試してみてほしい。

 

ではまた次回!