その山は無限のクソで出来ていた

クソデッキビルダーの屍の山

つらつらクソデッキ vol.7 〜アヘ顔ダブルガイハート〜

クソデッキ、邂逅

人が新たにデッキを作るのはどんな時だろうか。

使いたいカードがあるとき、新しいコンボを思いついたとき、宇宙の果てに辿り着きたいとき…

いつだってそれは何かしらの欲求を満たすためであり、己が快楽のために作られるものなのだ。

 

つまり、今回のテーマはズバリ"快楽"

ではどのようなシチュエーションなら気持ち良くなれるだろうか。答えは簡単

 

いっぱい出して勝利という名の絶頂に達した時だ

 

それを叶えてくれそうなカードが十王篇にはあった。

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そう、《爆龍皇 ダイナボルト》だ。

早速このカードを使って気持ち良くなっていこう。

 

クソデッキ、同調開始

このデッキに着手したのは2020年の夏、まさに十王編第2段が発売した直後だった。(今月は新弾が出ないためネタがないのだ)

当時ダイナボルトの就職先としては【4cバーンメア】みたいな構築が結果を残していたと記憶しているが、私はこのデッキにあまり魅力を感じていなかった。それは

  • 【シータバーンメア】に無理やり1色追加してるため出力が安定しない
  • 《ドラゴンズ・サイン》に対応したカードがダイナボルトのみ、入れてもサッヴァークが2枚程度で合計6枚ほど
  • バーンメア対応のGRを持ってなかった

という3点の理由からである。

 

特に《ドラゴンズ・サイン》問題は私にとって致命的だった。このカードは単体で完結しないため呼び出し先が少ないとそれだけで腐りがちな札となり、トリガーとしての信頼度も低い。ダイナボルト以外の呼び出し先が7コストであることも気がかりだ。6コスト以下であればダイナボルトで出せるもののサッヴァークとなると下手したらダイナボルトより優先する場面が多く感じた。これではダイナボルトを使いたいという私の欲求は満たされない。

 

「6コスト以下」の「光のドラゴン」で「踏み倒して出す価値がある」そんなオリカレベルのカードを探す毎日だった。初不では足りない、ウルはドラゴンではない…

 

そんな夏のある日

 

普通な私の日常に 突然訪れた 奇跡…

 

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「クロニクル最終決戦デッキ 龍魂紅蓮譚」の発売である。

《最終龍覇 ロージア》、このカードは考えうる全てを満たしていた。

「6コスト」の「光のドラゴン」な上にこのカードは《銀河大剣 ガイハート》を装備できる。

そう、ロージア2体でWピース✌️✌️

 

アヘ顔ダブルガイハート 

の完成である。

 

フィニッシャーが決まった今、あとはデッキの肉付けをしていくだけだ。

ダイナボルトの出力先がロージア4枚では心許ないため、まずはもう1種類足すところから始めたがここはスムーズに決まった。

 


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《龍装艦 チェンジザ》6コスト以下の括りであればこれ以上ないバリューを誇るカードである。ドラサイとの相性の良さに加え《「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》を撃つことで文字通り5枚目のロージアと化けるフィニッシャー性能もある。

マジボンバーの性質上手札を抱えられる方が出力も上がるため水文明を加えるチョイスは必然だった。

 

残る課題はドラサイまでの5ターンを赤青白のカラーリングでどう持ち堪えるかという点にあった。

 


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最初に浮かんだのは3コストチャージャー8投による1ターン早く出す方法。しかしこれらはダイナボルトを下に送ってしまう危険性を孕んでいた。それでは気持ち良くない。

 


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選ばれたのはメタクリでした。

《奇石 ミクセル》は言わずもがな、《その子供、可憐につき》はマナ基盤としても優秀でドラグナー黎明期の当時、かなり信頼のおけるメタ効果だった。チェンジザやガイハートが外れたロージアをSAにできる点も見逃せない。

 

そうして出来上がったのがこちらのデッキだ。

 

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《閃勇!ボンバーMAX》は受けとしても良し、手打ちして手札補充にしても良しのクソ便利カードなため採用。ここでもチェンジザとの相性が光る。《「蒼刀の輝将」》も同様にメタクリ設置後のドローソースとしての採用。可憐がいればダイナボルトから出しても悪くない性能なのも良かった。

ドラサイを引かなければまあまあうんちなこのデッキだが非公認くらいなら勝ち抜けるそこそこな良デッキとして一旦の完成を見ることができたのだった。

 

クソデッキ、その後

月日は流れ、2020年11月21日。このデッキに転機が訪れた。

 


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「レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命」の発売である。

《チャラ・ルピア》は喉から手が出るほど欲しかった5枚目のドラサイであり、チェンジザから4ターンキルを可能にするスーパーカード、《ボルシャック・サイバーエクス》は説明不要のパワーカードだ。

 

これらを組み込んで新たに作り上げたのがこちらのデッキである。

 

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いかがだっただろうか?

フリーで遊ぶ分にはかなり楽しい出来栄えとなっているため程よいデッキをお求めならばオススメである。

 

ではまた次回。